新NISA口座を開くとき、多くの人が最後まで迷うのが「SBI証券」と「楽天証券」のどちらを選ぶかです。この2社はネット証券の二大巨頭で、口座開設数はいずれも1,000万を超え、手数料・取扱商品・ポイント還元のどれをとってもトップクラスです。正直に言えば、どちらを選んでも大きな失敗はありません。それでも細かな違いはあり、あなたが普段使うポイント経済圏や、こだわりたい機能によって最適解は変わります。この記事では、SBI証券と楽天証券をNISA口座の観点から具体的に比較します。

まず結論:ポイント経済圏で選ぶのが近道

両社の投資機能は僅差なので、普段の生活で貯めているポイントで選ぶのが最も合理的です。楽天ポイントを日常的に使うなら楽天証券、Vポイント(三井住友カード)やPontaを使うならSBI証券が自然な選択になります。まずは全体像を表で確認しましょう。

この記事の内容
比較項目 SBI証券 楽天証券
国内株式売買手数料 ゼロ革命で無料(条件あり) ゼロコースで無料
投資信託の取扱本数 業界最多水準 豊富
クレカ積立の還元 三井住友カード 楽天カード
貯まるポイント V・Ponta・dなど選択可 楽天ポイント
単元未満株 S株(手数料無料) かぶミニ
取引アプリの評価 多機能だがやや複雑 初心者に使いやすい
ポイント投資 各種ポイント対応 楽天ポイントで投信・株
手数料や還元率は各社のキャンペーンや規約改定で頻繁に変わります(2026年時点の傾向)。申し込み前に必ず公式サイトの最新条件を確認してください。

手数料:どちらも国内株は実質無料

SBI証券の「ゼロ革命」、楽天証券の「ゼロコース」により、国内株式の売買手数料はいずれも条件を満たせば無料です。新NISA口座内での国内株・投資信託の売買手数料も基本的に無料なので、この点で差はほぼありません。外国株の取扱いも両社とも米国株を中心に充実しています。

取扱商品:投資信託はSBIがやや優勢

投資信託の取扱本数はSBI証券が業界最多水準で、楽天証券もそれに迫ります。人気のオルカンやS&P500などの主要インデックスファンドはどちらでも購入できるため、初心者が最初に買う商品で困ることはまずありません。外国株や米国ETFのラインナップも両社ともに豊富です。

ポイント還元とクレカ積立:経済圏で分かれる

新NISAのつみたて設定で差が出やすいのがクレカ積立のポイント還元です。SBI証券は三井住友カード、楽天証券は楽天カードでの投信積立に対応し、カードのランクに応じて還元を受けられます。楽天証券は貯めた楽天ポイントで投資信託や国内株を買える手軽さが魅力。SBI証券はVポイント・Ponta・dポイントなど貯めるポイントを選べる自由度が強みです。

SBI証券が向いている人
  • 三井住友カードやVポイントを使う
  • 投資信託の選択肢を最大化したい
  • 貯めるポイントを自分で選びたい
  • 単元未満株(S株)を手数料無料で取引したい
楽天証券が向いている人
  • 楽天カードや楽天市場をよく使う
  • アプリの使いやすさを重視する
  • 楽天ポイントで気軽に投資を始めたい
  • 初心者でシンプルさを求める

両方使うという選択肢もある

NISA口座は1人1つの金融機関でしか開けませんが、課税口座(特定口座)は複数の証券会社で持てます。そのため、NISAはメインの1社で開き、もう一方は個別株や高配当株用のサブ口座として使い分ける人もいます。ただし口座区分の管理は複雑になるため、まずは1社に集中させるのがおすすめです。特定口座の仕組みは特定口座の選び方を参照してください。制度そのものの理解には新NISA完全ガイドが役立ちます。他の投資テーマは投資カテゴリもどうぞ。

NISA口座は後から別の証券会社に変更できますか?
はい、1年単位で金融機関を変更できます。ただし手続きに時間がかかり、その年にすでにNISAで買付をしていると翌年からの変更になります。最初の選択は慎重に行いましょう。
SBI証券と楽天証券、初心者にはどちらが簡単ですか?
アプリやサイトの分かりやすさでは楽天証券が初心者に人気です。ただしSBI証券も慣れれば問題なく使えます。普段使うポイント経済圏で選ぶのが最も後悔しにくい方法です。
両社でクレカ積立の還元率は同じですか?
カードの種類やランク、キャンペーンによって異なります。年会費とのバランスも含めて、実質的にどれだけ得かを計算して選びましょう。条件は頻繁に変わるため最新情報の確認が必須です。
単元未満株はどちらが有利ですか?
SBI証券のS株は買付・売却とも手数料無料が魅力です。楽天証券のかぶミニも1株から買えますが、条件や手数料体系が異なるため、少額での個別株投資を重視するならSBI証券が使いやすい傾向です。

まとめ

SBI証券と楽天証券は、手数料も取扱商品もトップ水準で、新NISA口座としてどちらを選んでも大きな差はありません。決め手は普段のポイント経済圏です。楽天ユーザーなら楽天証券、三井住友カードやVポイント派ならSBI証券が自然な選択になります。迷ったら、あなたが今いちばん多く貯めているポイントに合わせて選び、まずは1社で長期・積立・分散を始めることが、資産形成の最短ルートです。

著者について

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個人向け金融、クレジットカード、銀行商品を専門とする編集チーム。

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